- 100年に一度といえるコロナ危機に瀕したとき、国会議員の信じられない立ち居振る舞いが目立ちました。平時から有事への切り替えができず、国会は会期末がくれば漫然と閉じられました。
- こともあろうか、先の通常国会閉幕後、野党の国会召集要求にもかかわらず、4ヶ月近くも国会を召集せずに、予算委員会の本格審議が今日まで行われないままとなりました。この間に、栃木県も3度目の緊急事態宣言が発令され、政府の自粛などを求める要請によって、お店を閉じざるを得なかったり、雇用が失われ、困っている方が増えているにもかかわらず、大至急の十分な支援拡充は行われないままとなりました。
- 本来は、予算委員会を開き、漫然と繰り越されている30兆円のコロナ関係などの予算を財政法に基づく移用という手段によって転用を図って支援を拡充すべきでした。このような置き去りにする政治を繰り返しては
いけません。 - コロナ対応において、国の政治家に求められることは、大胆な対応を行う勇気に加え、細かなところに目配りをした調整力や段取り力と感じます。
いわゆる病床の確保においても重要と思います。 - 例えば、一向に進まなかったといえる早期治療も可能にする入院前の宿泊療養施設の十分な確保なども、関係者を調整し、都道府県が対応しきれないならば、国や基礎的自治体からも人的な支援を含めて応援する、あるいは、調整しやすいよう法整備・予算措置なども必要です。
- コロナ対応は、誰がやっても難しい課題でありますが、誰がやっても同じではありません。通常よりも3倍ぐらい厳しい見立てをもって危機管理に望むか、そして、現場で奮闘されている方の声を聞き取り、関係者を走り回って調整を行うか、によって結果は異なります。
コロナを乗り越えるためにも、若い力で政治を変えたく、若者にガツンと頑張らせて下されば幸いです。