◎私は、親戚縁者に政治家は一人もいないサラリーマンの家庭に産まれました。政治が身近とはいえない環境でしたが、歴史が好きだったことから、小学校の高学年の頃から公のために尽くす政治への漠然とした関心を持ちながら育ちました。
◎20歳の時に、将来何をなすべきかと思い、直接、公のために尽すか、起業の道に進むかなどを徹底して自問自答していた折に、日本は、山一証券自主廃業などをはじめとした金融・経済の危機に見舞われました。
◎この瞬間に、我が国では今までとは違う何かが起きていると電流のような危機感が走りました。私は、沈みゆく日本を救い良くしたいと突き動かされる想いに至り、何を言われても「自分を守るのではなく、公のために尽くし、政治に一身を捧げるという志」を固めました。
◎突き詰めて考えると、日本の先行きに危機感を持ち、純粋に、国と地域のために尽くそうという湧き出る気持ちから政治を志しました。
◎この志を誰よりも鍛えて下さるのは、地元の支援者や有権者の皆様です。9年2か月の浪人中に、1軒1軒のお声聞き訪問をする中で、多くの激励のみならず、「ムリだからやめておけ」、「当選しても決して踏ん反り返るんじゃないぞ」、「今の気持ちを忘れないでね」など、厳しいお声も賜りました。
◎このようなとき、それでも政治を志すのはなぜなのかを突き詰めることができ、自分はこの故郷(くに)を良くしたいという想いの透明度を高めることができました。これからも、私自身、少しでも油断すると、いつの間にか初心を忘れてしまうのではないかという危機感をもって、絶えず、己を戒めながら精進をします。